夫の他界から~他人と比較しないことで自分とつながる、自分を生きる

他人と比べるのをやめよう、と決めてみた

『他人と比べるのをやめよう』と決めてみました。

そうしたら、日頃いかに人と比べていたのか、そしてそれを物差しにしてしまっていたのか、ということに気が付きました。これからもっとそれを実感するのかもしれません。

例えば、私の場合、主人が急に他界し、一人の時間を長く過ごすようになりました。お夫が急にいなくなるということは、私にとってはしばらくそれを直視できないくらい日日の生活スタイル、そしてエネルギーバランスが壊れることでした。それまで想像したことのなかった時間の過ぎ方を味わうことになりました。

一直線に落ちていくのではなく、段差の大きい階段を1段ずつ踏み外すように、カクン、カクン・・・と、時間をかけて、沈んでいくように感じました。

私なりに相当ジタバタあがきましたが、そうなっていきました。あがくのに疲れて、「今はしょーがない、とにかくしょーがない」と思うようになりました。最も今が底なのかどうかはまだわかりません。

 

アンケートやらなんやらに、『既婚・未婚』ってありますよね?どっちにも当てはまらない・・・って、ものすごくいやな気持ちになったこと。世の中は色々な意味で多数派に便利なようにしかできていないことを実感!みたいな。

夫婦を見かけるのもつらい、話を聞くのも本当は嫌、とかありました。実家の両親に対してさえ、「自分たちは夫婦そろってるんだから、私の気持ちなんてわからないんだから、共感しているような気にならないで」って本気で怒りがわいてました。(お陰様で今は、産んで育ててもらったことに感謝しています)

でも、時間という薬のおかげもあり。そしてさらに、人と比べることをやめると決めたら見えてきたことは・・・

1人でご飯を食べるのが、私にとっては日常。いかに美味しく味わえるか、がいつものチャレンジ。

何を食べるか、どこにでかけるか、何にお金を使うか、いつスタッドレスタイヤに履き替えるか、契約を解約するかどうか、etc...全部自分で決めるのが日常。

かわいそうでも、大変でもない、それが今の私。私を守ってくれている神様、ご先祖様、夫、そして皆様に感謝しながら、今できることをして生かされている、そういう日日。静かに満ちていく私の内面。すべてが当たり前ではないことに気が付けてよかった。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。